こんにちは、佐伯です。
一昨日のブログで期待した暴落がいきなりやってきました(笑)。
一気に1000円幅の下落で、2020年11月以来の安値25,000円です。
SQまであと数日ですが、このまま下げが連続すれば一気に数百万円規模の損失となります。
これを回避すべく本日予定通りに動きました。
【3月限1セット目寄付き前ポジション】
C28000(@340) -1
P28000(@950) +1
C26000(@475) +1
P25000(@150) +2
P25000(@145) -5
上昇時最小利益 (SQ26000以上):+22万円
最大利益(SQ25000):+122万円
【3月限2セット目寄付き前ポジション】
C28500(@565) -1
P28500(@1190) +1
C26500(@430) +1
P25500(@305) +2
P25500(@300) -5
上昇時最小利益 (SQ26500以上):+73万円
最大利益(SQ25500):+173万円
2セット合計損益
上昇時最小利益 (SQ26500以上):+95万円
最大利益(SQ25500):+245万円
(単位:万円、右端が合成損益)

現在の相場である25,000円でSQまで持ってくれれば、約200万円の利益ですが、ここから1,000円下落の24,000円に到達すれば損失が▲200万円となります。
恐ろしい振れ幅です。
このまま放置すればおそらく、今週金曜日のSQまで眠れない日々となるでしょう。
本日、1日で1000円近く急落してことを考えれば、明朝起きてみればさらに1,000円下落した場合、気絶することになります。
ここからの動きは以下となります。
3月限1セット目:
C26000(@475→62) -1 決済損益▲413,000円
C25000(@430) +1
1セット目累計損益▲1,538,000円
3月限2セット目:
P25500(@300→635) +5 決済損益▲1,675,000円
P24000(@105)-5
C26500(@430→17) -1 決済損益▲413,000円
C25000(@430) +1
2セット目累計損益▲3,193,000円
【3月限1セット目現在ポジション】
C28000(@340) -1
P28000(@950) +1
C25000(@430) +1
P25000(@150) +2
P25000(@145) -5
上昇時最小利益 (SQ25000以上):+85万円
最大利益(SQ25000以上):+85万円
【3月限2セット目現在ポジション】
C28500(@565) -1
P28500(@1190) +1
C25000(@430) +1
P25500(@305) +2
P24000(@105) -5
上昇時最大損失 (SQ25500以上):▲83万円
最大利益(SQ24000):+317万円
2セット合計損益
上昇時最小利益 (SQ25500以上):+1万円
最大利益(SQ24000):+201万円
(単位:万円、右端が合成損益)

本日のポイントです。
「飛ばし」とは、「損切りしない」手法です。
前回ブログに書いたように、通常は、相場がこのような事態になれば「負け」となり損切りをします。
損切りをしたとしても、1年間トータルで勝てばいいので全く問題はありません。
ちなみに、損切りではないですが、本日いつもの「スクエア」ポジションに持っていけば+70万円でまだCLOSEすることは可能でした。
別に危ない橋を渡らなくても、1日で1000円の急落でも問題なくCLOSEできるというのが証明されたのは大きな進捗でした。
ただ、今回は、昨年9月よりトレードポジションを開示して以来、検証できなかった最後の技術について検証するので、仮に数百万円の損失に終わろうとも特に問題はないとの覚悟で臨んでいます。
もし、これが失敗に終われば、「SQ前にスクエアに持っていく」ことで急落対処という選択肢を中心に戦略を組み立てれば良いだけです。
「飛ばし」とは、「インザマネーにして、リスクであるプット5枚を切り、遠くに立て直す」という手法です。
今回でいえば、2セット目のP25500(売)5枚を、全て切って、P24000(売)に立て直します。
さらに、反騰に備えて1、2セット目のコール買い玉も一気にアットザマネー(25000)に回転をかけます。
この結果はエクセルの展開表の通りです。
寄付き前は、相場が24,000円まで下落されれば▲200万円の損失でした。
それが、今回は+200万円の利益に変わっています。
400万円の収益改善です。
つまり、ここから1,000円下落してくれれば200万円超えの利益が取れるポジションに変更できています。
ただ、これは当然に見返りがあります。
何だと思いますか?
反騰の際の収益の大幅な悪化。
上昇時の最小利益が、寄付き前は+95万円だったのが、今回は+1万円となっているのがわかると思います。
これまでは、コール玉の回転をかけることによって、最大利益を削り、最大損失を縮小(からの最小利益へ変換)してきました。
今回は、下落時の利益を大幅に増やす代わりに、最小利益を削ります。
2セット目を見たらわかると思いますが、2セット目単体では、寄り付き前の最小利益+73万円が、損失▲83万円と約160万円も悪化しているのがわかると思います。
つまり、「飛ばし」とは、これまでとは収益を真逆に動かす手法です。
それでは、これを繰り返せばいいのか?
○○ショックは結局乗り切れるのでは?
これはイエスでもありノーでもあります。
まず、イエスの前提は、今回の例でいうとP24000でなく例えばP20000まで飛ばせば、ここから5,000円下落しても利益となり得ます。
ノーのケースは、上記の反騰です。
さらに、この手法の弱点は「2回はできない」ということです。シミュレーションすればわかりますが、2回以上やると決済損失が大きすぎてワークしません。
今回の「飛ばし」で反騰時の利益がほぼゼロとなっているので、もう1回行うとこれがマイナスに転じるのは予想できると思います。
1回の限月で1回のみ。
この1回で損失が出ないようにどこまで飛ばすか?
これがポイントです。
逆にいうと、リーマンショックやコロナショックレベルが来れば、とてつもなく大きく飛ばすことで爆益が取れるという理屈です。
SQまで残り4日ですが、ここから1,000円程度下落して終了してくれればベストです。
セカンドベストは、大きく反騰されて+1万円と損益トントンで終わることですが、それでも「暴落されて損失がゼロ」となるので、来月からまた同じ手法を繰り返せば良いことになります。
ワーストケースは、ここから更に2,000円などと暴落されて、損失を被るケースですが、この場合は反省点として「もっと大きく飛ばせば良かった」となるだけです。
ここまで来れば、残り4日はほぼ何もすることがない状態となりました。
結果がどう出るかは完全に相場次第ということですね。
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