損失がほぼ確定する唯一の展開

トレード実績

こんにちは、佐伯です。

先週からさらにグングンと相場が上昇してきました。

このような中で、今週前半でポジション移動を行いました。ちなみにここ数日は相場の変動はあまりないので状況はほとんど同じです。

【8月限1セット目寄付き前ポジション】

C26750(@535) -1

P26750 (@1050) +1

C26750 (@540) +1

P23500(@160) -3

上昇時最大損失(SQ26750以上):▲58万円

最大利益(SQ23500):+268万円

【8月限2セット目寄付き前ポジション】

C26750(@625) -1

P26750 (@570) +1

C26750 (@625) +1

P24750(@110) -3

上昇時最大損失(SQ26750以上):▲24万円

最大利益(SQ24750):+176万円

2セット合成損益

上昇時最大損失(SQ26750以上):▲82万円

最大利益(SQ24750):+319万円

(単位:万円、右端が合成損益)

ここで現在の状況を整理しますと、1セット目を入れた6/30日時点で原資産は26,250円、2セット目を入れた7/11日時点で原資産は26,750円、現時点で27,900円です。

つまり、1セット目の時点から+1,500円以上相場が上昇しています。

このポジションの基本形は、「ポジションを入れた時点からSQまでに1回でも500円程度下がれば、上昇時の損失はゼロにできる」です。

ということは、今回のように1回も下落することなく、ずっと上昇していく相場では損益をプラスに持っていくことはまずできません。

1セット目に限って言えば、上昇時の最大損失は26,750円以上では▲58万円となっています。現時点でこの最大損失発生のポイントより1,000円以上も上にあり、「500円下落どころか1,500円上昇」となっているので、さすがにここまで来れば甘んじて損失を受け入れることになります。

もちろん放置して相場の急落にかけることもできますが、ちょっとそれは楽観的過ぎます。

ここで、先月はプットを買い上がるという愚策をとってしまったので、反落時に大いに慌てましたが、今回はこの教訓を生かし違う手をとりました。

これが、「ポジションCLOSEからの新規ポジション立て直し」です。

これは下落時には何回かやりましたが、上昇時には初めてです。

それではみていきます。

1セット目ポジション追加

P26750(@250) -1

【8月限1セット目CLOSEDポジション】

C26750(@535) -1

P26750 (@1050) +1

C26750 (@540) +1

P26750(@250) -1

P23500(@160) -3

1セット目最終損益:▲325,000円(ただし、SQ時23500以上)

ここから3セット目を追加しました。

【8月限3セット目現在ポジション】

C27500(@580) -1

P27500 (@485) +1

C27500 (@580) +1

P25500(@78) -3

上昇時最大損失(SQ27500以上):▲25万円

最大利益(SQ25500):+175万円

2セット合成損益(1セット目CLOSED損益含む)

上昇時最大損失(SQ27500以上):▲82万円

最大利益(SQ25500):+243万円

(単位:万円、右端が合成損益)

ここでポイントです。

まず、1セット目は擬似スクエアに持っていき、▲33万円を確定させました。このまま放置して停滞された場合は最大損失の▲58万円ですが、早めに擬似スクエアに持っていったことによりSQが23500以上の場合の収支を改善しています。

通常はこれで終わりでも良いのですが、8月SQ(8月12日)までまだ丸々3週間以上あるので、1セット目から1,500円上昇された時点で立て直しをしたものです。

これは当然に残り3週間で反落をしてくれれば、まだ利益の目を残すためです。

ここで、「寄付き前」と「現在」ポジションを見比べてもらえれば面白いことに気づくと思います。

それは、上昇時の最大損失額が同じ▲82万円なのに、寄付き前は26,750円以上、現在ポジションは27,750円以上と1,000円幅で上にズレている点です。

つまり、現在の相場がおよそ27,750円近辺として、ポジション移動前は1,000円以上下落してもなお▲82万円であったのが、今回は仮に1,000円下落すれば▲7万円と損益ほぼトントンに持っていけます。

このレベルで停滞すると、どこかで2セット目を擬似スクエアに持っていくので、おそらく損益は若干のプラスに転じると思います。

もちろんその見返りとして、プットの位置も3セット目は上にありますが、ここから約3,000円暴落しても損益はプラスを保てているので、残り3週間なのでそれほどこちらは怖くはありません。

これが新しい「相場上昇を追いかけていく」手法となります。

最大損失額をほぼ変えずに、利益に転換するポイントをずらしていく。

もちろん、このままさらに上昇されたら損失はほぼ確定的ですが、「ポジションを入れた瞬間から500円程度の下落が一度もなく1ヶ月程度ずっと上昇していく」のは年に数回もありません。感覚的ですが、10%以下の確率と思います。

上昇されても下落されても、暴落されても暴騰されても絶対に利益となることはあり得ないわけで、今回それが偶々来れば、全体損益の中でマネージしていくということになります。

このままの上昇(&停滞)相場が継続する限りは、本当にもう何もすることがなくなりました。どこかのタイミングで擬似スクエアにするだけですので、「利益をどこまで取りたいか?」の反対で「損失をどこまで受け入れるか?」だけとなりました。

損失の場合でもおそらくは▲82万から改善して▲4~50万円が着地点となるかと思います。

そして、希望はここからの暴落ですが、、あまり期待せずに構えておきます。

ちなみに9月限も本日1セット目を入れましたが、これはまた翌月シェアいたします。

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