トレード履歴(2021/8/25)

トレード履歴

こんにちは、佐伯です。

昨日のナイトセッションからマーケットが上昇して、プット(売)が利食いラインに達したのでシンプルに回転をかけました。以下のポジション移動となります。

寄付き前ポジション

9月限C28250 @79 -3

9月限P28125 @555 +1

9月限C27125 @475 +1

9月限P25875 @96 -3

10月限C27250  @550  +1 

10月限P27250   @980   +1

(註:C コール、P プット、+1 買いが1枚、-1 売りが1枚)

P25875 決済買い(@96→44) +3 +156,000円

P26625 新規売り(@95) -3

決済損益+153,000円 (9月限 決済損益累計▲25,000円)

現在ポジション

9月限C28250 @79 -3

9月限P28125 @555 +1

9月限C27125 @475 +1

9月限P26625 @95 -3

10月限C27250   @550  +1 

10月限P27250   @980   +1

SQが「売り玉」の範囲内に収まった場合の想定最大損失

→ SQ値27,125〜28,125円:買い玉▲3万、売り玉+52万、決済損益▲3万、合計47万

SQが「売り玉」の範囲内に収まった場合の想定最大利益

→SQ値26,625円:買い玉+47万、売り玉+52万、決済損益▲3万、合計97万

今回のシンプルな売り玉の回転により、9月10日のSQ日に日経平均が売り玉の間(26,625~28,125円)におさまった時の、想定最大損失は、5日前の+31万→+47万と改善しました。(←すでに+なので、損失という表現は正しくないですが、アドバンストレードは履歴レポートを見返していけばわかるように常に「損失」から始まります。)

一方、想定最大利益も、+156万→+97万と59万円減少しています。このようにSQ値におさまった場合の、想定利益を削り想定損失を埋めていくという流れを必ずとることになります。

実際にポジションを動かしてみないと、なかなかわかり難いところではありますが。

ここで、このポジションのリスクはどこにあるでしょうか?

今回、日経平均が500円以上上昇したことにより、明らかにリスクはC28250(売)にあります。

SQ日に日経平均が28,250円より上に行った場合、「売り」はSQ日時点の価格(SQ値という)と28,250円の差額が損失となります。例えば、SQ値が29,250円だった場合は1枚あたり1,000円x1,000倍=100万円の損失が発生します。

記事投稿時点の日経平均は27,700円なので、幅としては550円しかありません。下手をしたら1日で突き抜けることも充分ありうる価格です。

それではこれにはどう対処するのでしょうか?

ここで、「ベーシックトレード」と「アドバンストレード」で対処方法に大きな差があります

ベーシックトレードは売り玉しかないので祈るより他にありません。現時点でP28250は@180円なので仮に@100円で建てていたとすると、@80円x1,000=80万円の含み損があります。このまま価格が上昇してP28125が@200円に到達すると損切りラインに引っかかります。

一方、アドバンストレードは、買い玉があるのでそれも加味して損益計算をしていきます。これが瞬時に計算できないとトレードでは危険です。

→SQ値28,250円の時の損益:買い玉+10万、売り玉+52万、決済損益▲3万、合計59万

これは9月限の建玉だけで日経平均が28,250円まで行った時、+59万円の利益が出ることを示しています。

更に、前回リスクヘッジのために建てた10月限のC27250(買)は日経平均が上にいけば行くほど利益となります。

日経平均28,250円の時のC27250の本質的価値は28250-27250=1,000円。保守的に時間的価値をゼロとするとプレミアムは1,000円。買い玉の経費が550円なのでネットで450円の潜在利益。

450円x1,000倍=45万円。

9月限と合わせて、日経平均が28,250円の時には、59万+45万=104万円の潜在利益があります。

9月限のP28250(売)は3枚ありますが、9月限C27125(買)、10月限C27250(買)が1枚ずつあるので、ネットで1枚のリスク。

そうすると、日経平均が28,250円から上に1,040円突き抜けた場合に損益がトントンになります。

つまり、29,290円までは損失無し。(←ベーシックトレードと比較しての優位性です。

更に、日経平均が急上昇した場合は、本日行ったプット(売)の回転をもう1回やれば利益を追加で20万円ほどは取れる可能性高いので、それほど焦る必要はないということです。

このように、アドバンストレードは、売り玉と買い玉をマーケットに合わせて自在にコントロールして損失を回避していく、結果として利益が残るというのに焦点を合わせています。

それでも負けたら?

その時は「しょうがない」と諦めることです。

トレードにおいて、ここを理解して、「諦める」ということは非常に重要です。

そして翌月からまた最初からやればいいということですね。

9月10日のSQ日に向けて、どうなるか是非履歴を追って行って下さい。

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