トレード履歴(2021/8/31)

トレード履歴

こんにちは、佐伯です。

本日は、日経平均が300円以上の上昇となり、9月限のP26625が利確ラインに達したので、決済買いをしました。

これまでは、利確後は9月限の期近で攻め上がっていきましたが、すでに買い玉に近すぎるので、売り玉は1枚にまとめて、期先の10月限に新規ポジションを建てました。

寄付き前ポジション

9月限C28250 @79 -3

9月限P28125 @555 +1

9月限C27125 @475 +1

9月限P26625 @95  -3

10月限C27250  @550   +1 

10月限P27250  @980   +1

(註:C コール、P プット、+1 買いが1枚、-1 売りが1枚)

9月限 P26625 決済買い(@95→44) +3 +153,000円

9月限 P27125 新規売り(@96) -1 

10月限 P25250 新規売り(@97) -3

決済損益+156,000円 (9月限 決済損益累計▲28,000円)

現在ポジション

9月限C28250 @79 -3

9月限P28125 @555 +1

9月限C27125 @475 +1

9月限P27125 @96 -1

10月限C27250  @550  +1 

10月限P27250  @980   +1

10月限P25250  @97   -3

SQが「売り玉」の範囲内に収まった場合の9月限の想定最大損失

→ SQ値27,125〜28,125円:買い玉▲3万、売り玉+33万、決済損益13万、合計43万

SQが「売り玉」の範囲内に収まった場合の9月限の想定最大利益

→SQ値28,250円:買い玉+10万、売り玉+33万、決済損益13万、合計56万

今回は、初めてお見せする手法です。

スクエアポジション。

SQ日が近づくと最後はこの形で終わるのが基本形です。

9月限のP(プット)に注目ください。

これまで売り玉は3枚でしたが、今回の決済買い後に、新規で建てた枚数は1枚にしています。

結果として、買い玉と売り玉の枚数がともに1枚ずつの両建てとなり、「日経平均が下落した時のリスクは完全にゼロ」としました。

1,000円下がろうが、10,000円暴落しようがリスクはゼロです。

アドバンストレードは、売り玉を回転させて原資産に近づけていくことにより、真ん中の買い玉の経費を補填していきます。しかし、このまま3枚で新規ポジションを建てると、原資産に近づけすぎて、相場の下落リスクが高まります。

従い、常に、「ここらで原資産に近づけるのは限界だろう」というポイントがきます。ポジションを決済した時の日経平均(原資産)は27,800円ですが、仮に3枚のままで攻め上がるとすれば、オプション一覧から見ると@100円のプレミアムを取れる権利行使価格がP27250となっています。

原資産からの値幅は27,800-27,250=550円。

ベーシックトレードの絶対遵守6ルールの2番目「原資産から1,000円未満のポジションを取らない」に抵触します。

アドバンストレードの場合は、真ん中に買い玉があるので、この1,000円ルールは絶対遵守というほどでもないですが、やはり550円幅は近すぎるので、1枚にしました。

そして、次に見て欲しいのが、10月限の新規ポジションです。

10月限P25250。

原資産から2,550円下 (27,800-25,250円)に位置しています。それで@97円のプレミアムが取れています。9月限と比較して2,000円も下です。

同じ100円近辺のプレミアムなのに、なぜ9月限と10月限で権利行使価格が2,000円も違うのか?

これが「時間的価値」というものです。

つまり、9月SQ日(9月10日)までに、日経平均が27,250円までいく可能性と、10月SQ日(10月8日)までに日経平均が25,250円までいく可能性が、市場は同じと見ているということです。(←プレミアムが同じなので)

また、10月限に3枚の新規売りポジションを建てたということは、2つの意味があります。

第一に、勝負はすでに10月限に移りつつあるということです。どこからでC28250の3枚を切って、同様に10月限に飛ばすと9月限は完全スクエアでポジションは終了します。

第二に、こちらの方が重要ですが、9月限C28250(売)のリスクに対処するということです。

このままマーケットが上昇すれば、この10月限P25250(売)のプレミアムは減少していくので、50円近辺にきた時に「半値利確」ルールに則り、利確をしていきます。3枚なので約14万円(97-50=47 x 1,000倍x3枚=14万円)のプラス。

前回書いたように、上昇時は9月限C28250(売)のネットで1枚のリスクがあるので、これの補填に充当していきます。9月SQ前に決済買いとなった場合は、9月限月の利益に含みます。

実際、SQ日まで10日を残した記事投稿時点で日経平均先物は28,100円を超えており、28,250円を超えることは十分にあり得ます。

日経平均が28,250に到達した場合の9月限だけの想定利益はこの記事の最初のあたりに記載したように56万円、これに10月限C27250(買)の想定利益が仮に時間的価値ゼロとしても45万円(本質的価値のみで28250-27250=1,000円、経費が550円なのでネットで450円x 1,000倍=45万円)、さらにこの10月限P25250の3枚を上記の通り、半値利確できて+14万円程度とすれば、合計で最大115万円ほどの含み益を抱えた状態で、9月限C28250(売)のネット1枚のリスクに対処する。

115万円の含み益は、115万円 / 1,000倍=1,150円に相当。つまり、28,250+1,150= 29,400円が損益分岐点。

現在の28,000円近辺から、あと10営業日で1,000円以上の上昇に耐えられるということです。

ただ、計算上はこうですが、10日間もドキドキするのは心臓に悪いので、29,000円までは待たずに、原資産が28,250円近辺にきたところで、9月限C28250は2枚切って完全スクエアにする可能性が高いです。

もしかしたら、明日あたりにその処理を行うかもしれません。

ちなみにですが、記事投稿時点で9月限C28250のプレミアムは@215円となっており、もしベーシックトレードだと損切りにかかっています。これがアドバンストレードのベーシックトレードに対する優位性です。

なお、本日は相場が開く前は、ほとんどのトレーダーがブログやYoutubeで「上値は重い」と発言していました。相場は予想に反して500円以上の急上昇となっており、ほとんどの先物トレーダーは本日かなりの損失を出したことと思います。

「相場は読まない、読めない」というのが基本でして、予想外の急な相場変動にどう対処していくかもタイムリーにシェアしていきます。

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