荒れ相場で「狂わない」ことがゲームで勝つための絶対条件

トレード履歴

こんにちは、佐伯です。

ウクライナ侵攻により相場がかなり荒れています。

先週は一時期、日経平均が25,500円近辺にタッチしてからの僅か2日で27,000円まで1,500円幅を戻す「暴落からの反騰」というもっともやりにくい相場でした。

ここで、25,500円まで一気に下落したから、更に暴落するだろうという思惑の下にポジションを動かした投資家はかなりの損失を被った可能性があります。

前回投稿でも記載しましたが、ゲームに勝つ重大なポイントは、「相場がこう来たらこう動く」というシナリオを予め決めておき、それを絶対遵守することです。

例えば、「急に下落したから怖いので当初予定にはなかったが損切りする」などが一番やってはいけないことです。

それでは先週の動きを見ていきます。

【3月限1セット目寄付き前ポジション】

C28000(@340) -1

P28000(@950) +1

C27000(@660) +1

P25000(@150) +2

P25000(@145) -5

上昇時最大損失 (SQ27000以上):▲26万円

最大利益(SQ25000):+175万円

【3月限2セット目寄付き前ポジション】

C28500(@565) -1

P28500(@1190) +1

C27000(@575) +1

P25500(@305) +2

P25500(@300) -5

上昇時最小利益 (SQ27000以上):+46万円

最大利益(SQ25500):+196万円

2セット合計損益

上昇時最小利益  (SQ27000以上):+20万円

最大利益(SQ25500):+320万円

(単位:万円、右端が合成損益)

3月限1セット目ポジション移動

C27000(@660→335) -1 決済損益▲325,000円

C26500(@605) +1

1セット目累計決済損益▲735,000円

これだけです。

【3月限1セット目現在ポジション】

C28000(@340) -1

P28000(@950) +1

C26500(@605) +1

P25000(@150) +2

P25000(@145) -5

上昇時最大損失 (SQ26500以上):▲3万円

最大利益(SQ25000):+148万円

【3月限2セット目現在ポジション】

C28500(@565) -1

P28500(@1190) +1

C27000(@575) +1

P25500(@305) +2

P25500(@300) -5

上昇時最小利益 (SQ27000以上):+46万円

最大利益(SQ25500):+196万円

2セット合計損益

上昇時最小利益  (SQ27000以上):+43万円

最大利益(SQ25500):+293万円

(単位:万円、右端が合成損益)

ポジションの説明です。

まず、相場の暴落については、すでに何度か述べているように「飛ばし」で対応すると決めています。

具体的には2セット目の最大利益=リスクポイントであるP25500を500円突き抜けた段階、すなわち、相場が25,000円にタッチした段階でプット5枚を切って、25,000か24,500に大きく立て直します。

これを「飛ばす」と言います。

その前提であえて25,500に買い玉2枚を入れており、「相場が下落すれば更に利益を積みませる」可能性を高めています。

時間的価値の膨らみを利用する非常に特殊な手法ですが、はまれば暴落は怖くないということになります。

実際の動きは、その時点でシェアしますが、ざっくり上記の感じです。

つまり、「相場が25,000にタッチするまではいつもの買い玉の移動以外は何もしない」と決めているわけです。

これを「ウクライナ侵攻で戦争勃発だから相場が暴落する」という「特殊事情」を加味して当初の想定と違う動きをすることを「狂う」と言います。

要はパニックになるわけですね。

突き抜けられれば、一気に数百万円の損失を被る可能性があるわけですから、この恐怖感が狂いもたらし、最終的に損失に繋がります。

もう一つは、これも最初に決めていたことで、コール玉の回転は1、2セット両方やらないとしていました。

本日の動きを見てもわかりますが、コール玉の回転は損失を積み増します。

では、なぜこれを行うのかというと、反転された時の損失を埋めるためです。

よく、最大損失→最小利益に変えるという言い方をしますが、このポジション移動だけで、ある程度ボラティリティのある相場では、ほぼ確実に利益をとることができます。

一方、決済損失を出すということは、そのまま相場が下落して突き抜けた時のダメージを広げるのは何度も指摘している通りです。

現在の相場は見通しが全く不可能なので、「反騰されてもある程度の利益確保で我慢する」、その代わり、「暴落時のリスクを少なくする」。

このトレードオフを成り立たせるために、あえて1セットしかコール玉を移動させず、しかもそれを26500までとしています。

相場がいったん25,500円にタッチした時に、コール買い玉を2セットとも25500に移動させておけば、現在の27,000円まで反騰され、更にそのままSQまで雪崩れ込めば軽く100万円以上の利益を作れたのですが、それは結果論です。

相場が25,500円まで暴落した時は、ほとんどの投資家がそのまま下落するのではと思ったはずで、その観点からも今回コール玉をあまり引き下げなかったのは「正しい判断」と言えます。

色々書きましたが、上昇時の最小利益は先週の+20万円から+46万円と改善しており、仮にこのまま上昇されても月利15%超えがすでに確定です。

そして、SQまでのあと2週間で下落すれば、下落すればするほど利益が増えていき、最大利益は293万円となっています。

このように、相場が乱高下でも冷静に淡々と対処していくことで、平常時と同じレベルの利益を確保することを目指します。

とはいっても、あと2週間で一気に暴落する可能性は十分にあるので、突き抜けられた時は、予め決められたシナリオに沿って対処していきます。

それでは引き続きよろしくお願いいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました