こんにちは、佐伯です。
先週に引き続き相場が荒れています。
来週の金曜日がSQですが、残り5営業日となり、今週末の日経平均先物は25,870円でした。
そんな中、今週は利益100万円を狙えるポジションまで仕上げましたが、大暴落に耐えられるのかを検証するために、あえてまだポジションをオープンにしています。
本日はそちらの解説をしていきます。
【3月限1セット目寄付き前ポジション】
C28000(@340) -1
P28000(@950) +1
C26500(@605) +1
P25000(@150) +2
P25000(@145) -5
上昇時最大損失 (SQ26500以上):▲3万円
最大利益(SQ25000):+148万円
【3月限2セット目寄付き前ポジション】
C28500(@565) -1
P28500(@1190) +1
C27000(@575) +1
P25500(@305) +2
P25500(@300) -5
上昇時最小利益 (SQ27000以上):+46万円
最大利益(SQ25500):+196万円
2セット合計損益
上昇時最小利益 (SQ27000以上):+43万円
最大利益(SQ25500):+293万円
(単位:万円、右端が合成損益)
前回の投稿に書いたように、先週時点で相場が25,500円近辺までと昨年来の最安値にタッチしましたが、更なる下落に備えて、最大利益を削らないため、あえてコール(買い玉)の回転は行いませんでした。
そして、今週に入り、再び相場が26,000円にタッチしたのに伴い、3月限1,2セット目とも段階的にコール玉の回転をかけました。
3月限1セット目ポジション移動
C26500(@605→215 ) -1 決済損益▲390,000円
C26000(@475) +1
1セット目累計決済損益▲1,125,000円
3月限2セット目ポジション移動
C27000(@575→205) -1 決済損益▲370,000円
C26500(@430) +1
2セット目累計決済損益▲1,105,000円
【3月限1セット目現在ポジション】
C28000(@340) -1
P28000(@950) +1
C26000(@475) +1
P25000(@150) +2
P25000(@145) -5
上昇時最小利益 (SQ26000以上):+22万円
最大利益(SQ25000):+122万円
【3月限2セット目現在ポジション】
C28500(@565) -1
P28500(@1190) +1
C26500(@430) +1
P25500(@305) +2
P25500(@300) -5
上昇時最小利益 (SQ26500以上):+73万円
最大利益(SQ25500):+173万円
2セット合計損益
上昇時最小利益 (SQ26500以上):+95万円
最大利益(SQ25500):+245万円
(単位:万円、右端が合成損益)
今週のポイントです。
まず、相場の下落時に、先週はコール(買)をあまり回転させなかったのに、なぜ今回は回転させたのか?
ここは重要な点でして、一言で言えば、「来週金曜日にSQを迎えるので、残日数が1週間となり突き抜けられるリスクが減少した」ためです。
リスクが少なくなったので、コールの回転をかけて利益を固めていく方針に徐々に転換していったということです。
ここで、2番目のポイントですが、3月限2セット目はそれでも26000でなく26500でまだステイさせています。
これを26000まで下へ回転させれば、最小利益は100万円超えとなりますが、最大利益を数十万円削ることになるので、来週1週間の暴落に備えて、あえて回転を控えています。
ここで、下落時の最大利益は245万円ですが、そのポイントは25,500円と現時点の相場25,870円からたった370円下です。
現在の超不安定な相場では、この370円幅を突き抜ける程度は週明けに起こってもおかしくはありません。
もっというと、ウクライナ情勢次第では、来週一気に2,000円程度下げてもおかしくはない相場です。
それでは、2,000円暴落した時の損益はいくらか?
損益展開表で見てわかるようにSQ24000では、▲206万円となります。
ここまで書くと、一見したところ、「現在のポジションはリスクがかなり高いのでは?」との見方もできます。
実は、今週の半ばには、先月行ったようにポジションを「スクエア」に持っていけば、利益100万円程度で完全に固めることも可能でした。
「利益をどこまで取りたいか?」の観点からは、想定元本300万円に対して、リターン100万円(月利30%超え)は十分な範囲と言えますが、今回はあえて更なる利益を狙うとともに、暴落リスクをとる判断をしました。
なぜかといえば、プット25,000円を突き抜けられて、仮に24,000円まで暴落されても対処できる方法があるからです。
これが何度もブログで書いており、これまで使う機会のなかった「インザマネーにしてから大きく飛ばす」手法です。
これは様々な前提条件があり、またリスクも伴うので、どのマニュアルにも載っていないし、誰にでもおすすめできる手法ではありません。
通常は、現在のポジションで、暴落がきた場合どうするかというと「単純に損切りをする」のがほぼ唯一の手段となります。
なぜ、これでもOKかというと、12ヶ月を通してこのような状況は1-2ヶ月しか統計的に起こり得ないからです。つまり「トータルで勝てば良い」との考えですね。
つまり、99%の投資家は「暴落が来ないでくれ」と祈るということになります。で、そういう状況は怖すぎるので、現段階で100万円の利益を確定できるのであれば、それを行うことになります。
今回は、そうではなく、新手法で最後に残された最大のリスクである「大暴落」に際して、大きな損失無しで乗り切れるのかを検証します。
エクセルのシミュレーション上は、今回の手法は、反騰さえなければ、リーマンショックでもコロナショックでも乗り切れるはずです。
そして、この反騰リスクだけは、どんな手法でもゼロには絶対できません。暴落されても反騰されても必ず勝てるという手法があれば、全員それをやるわけで、それはあり得ません。
つまり、暴落リスク、反騰リスクをとってもなお、利益を残せるのか?損失になるとしたらどういうケースなのか?これらを検証できればと思っています。
昨年11月より開発したポジションは、相場の上昇、停滞、下落あらゆる局面で月利10%以上を叩き出していますが、唯一経験していないのが「大暴落」です。
ここをうまく乗り切った時に、新手法は完成する予定です。
ということで、ただ暴落を待ち望むポジションですが、毎回のことながらこればかりは相場によるので、残り1週間でうまく暴落してくれればラッキーということになります。それでは、引き続きよろしくお願いいたします。
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