暴落対応の新ポジションとは?

トレード実績

こんにちは、佐伯です。

前回投稿でお伝えした通り、月曜に暴落対応のポジションに移行しました。

当日が目の手術でして、少し見えるようになってきたので、アップデートします。

予めお伝えしておくと、今回の内容はかなり上級者向なので実際に進化版アドバントレードを動かしている方以外は理解が難しく、また買い玉のコストもかかるので同じ動きを推奨するものでもありません。

進化版アドバンストレードが、大暴落にどう対応予測をしているのか?という点につき、こういう考えもあるという程度で読んで頂ければ幸いです

【4月限FSP寄付き前ポジション】

C29500(@98) -6

P24500(@25) -20

【4月限1セット目寄付き前ポジション】

C27500(@470) -1

P27500 (@750) +1

C27000(@570) +1

P25500(@155) -1

合成損益: 

上昇時最小損益(SQ27000-29500) +189万円

下落時最大利益(SQ24500-25500) +339万円

(単位:万円、右端が合成損益)

FSPポジション移動

P24500(@25→44) -2 決済損益▲38,000円

C30000(@21) -3

P24500(@25→105) -2 決済損益▲160,000円

C29500(@33) -1

C30000(@21→12) +3 決済損益+27,000円

C29500(@24) -3

FSP累計決済損益+949,000円

1セット目ポジション移動

P25500(@155→82) +1 決済損益+73,000円

1セット目累計決済損益▲47,000円

5月限1セット目ポジション追加&移動

C27500(@830) -1

P27500(@760) +1

C27500(@839) +1

↓ここからポジション移動

C27500(830→550) -1 決済損益▲160,000円

C27000(@795) +1

5月限1セット目累計決済損益▲47,000円

【4月限FSP現在ポジション】

C29500(@98) -10

P24500(@25) -16

【4月限1セット目現在ポジション】

C27500(@470) -1

P27500 (@750) +1

C27000(@570) +1

合成損益: 

上昇時最小損益(SQ27000-29500) +164万円

下落時最大利益(SQ24500) +414万円

(単位:万円、右端が合成損益)

【5月限1セット目現在ポジション】

C27500(@830) -1

P27500 (@760) +1

C27000(@795) +1

4月限+5月限合成損益: 

上昇時最小損益(SQ27000-29500) +114万円

下落時最大利益(SQ24500) +614万円

(単位:万円、右端が合成損益)

ポイントです。

大暴落時にリスクとなるのは、当然P24500の売り玉20枚です。

これを3つの方法でリスクを極小化しています。

1つ目は、P24500の枚数を少なくするため、4枚切って、4月限や5月限のコール売り玉に回しました。

25円で建てたものを44円や105円で切っているので決済損が発生していますが、その分はコール売り玉の一部で補填されています。ここには出てきませんが、5月限のC30000は@94円で建てています。言い換えれば、4月限の暴落リスクを、4月限や5月限の暴騰リスクに転化したことになります。

2つ目は、4月限1セット目の、P25500の売り玉を切ることで、”蓋“を取り去り、P27500の買い玉が「利益無限大」で、下落すればするほど利益が伸びていく構造としました。

3つ目は、5月限の1セット目を追加し、暴落時には4月限と合わせて切る前提としました。また、これも”蓋“はしていません。

なぜ、4月限の2セット目でなく、コストの高い5月限を入れるかですが、4月限で暴落が起きず、この5月限基本セットを使わない場合、それはそのまま5月限の基本セットとして使えるからです。つまり,今後2ヶ月間の暴落リスクを「利益無限大」の買い玉でカバーしているということです。

ここで、損益を見てみます。

まず、4月限のFSP+1セット目では、相場が24,500円まで暴落した時の、利益は+414万円となっています。寄付き前の+339万円から75万円の増加。

さらに、これに5月限の基本セットを足すと、原資産が24,500円の時の利益は合計で+614万円となっています。

さらに、ここから想定シナリオを考えてみます。

まず、相場がこのまま27,000円近辺で滞留、あるいは反騰した場合は、4月限の最小利益は+164万円です。ただし、いつものようにスクエアや売り玉の回転で利益を積み上げるので、ここから+20万円程度は作れるとすると、4月限は+180万円前後で終了となります。

次に、下落するが、24,500円まで到達しない場合。最も望ましいシナリオです。現在の27,000円から500円落ちてくれれば、4月限も200万円超えとなります。この場合、5月限は使いません。

最後に、リーマンショック級の大暴落が起きて、24,500円に到達あるいは大きく突き抜ける時です。これは相場が24,500円に到達した段階でFSPのP24500、4月限のP27500、5月限のP27500を全て切ります。仮にその時のP24500のプレミアムが@400円とすると、計算過程は省きますが、エクセル上では以下となります。

3,000円以上暴落されたのに、損益はトントンで終わります。

ここのポイントは、言わずもがなP24500がアットザマネーになった時点のプレミアムに全てよってきます。そしてそのプレミアムを決定するのは、「SQまでの残日数」と「下落の速度=恐怖感」です。

後者は全く読めないのでとりあえずは無視すると、現時点のアットザマネーのプレミアムは、23/03/4Wのweeklyオプション=3月24日SQが@250円、4月限=4月14日SQが@580円です。

つまり、今日24,500円まで急落したら@580円だが、時間の経過とともにそれが減少していくことになり、SQ10日前だと@250円ということです。これから考えて、とりあえず24,500に到達した時点のP24500のプレミアムを@400円と置くのはそんなに非現実的な前提ではないでしょう。

つまりここまで考えると、このポジションはあと2-3週間で相場が24,500円まで暴落しなければ、勝ち確定。しかも買い玉の伸びで利益が3-400万円の爆益可能性があるとのことがわかります。

さらに、実際は、下落し始めると、P24500は今回のように少しずつコール売りに回していくので、相場が24,500円に到達した時点では残り12,3枚程度になっているはずで、リスクはさらに少なくなるはずです。

ちょっと長くなりましたが、これがFSPだけに比べて、進化版アドバンストレードがいかに暴落に強いかという根拠となります。

もちろん実際の相場やプレミアムはこの前提とは相当違うでしょうが、少なくともここまで分析をした上で相場に臨めば、リーマンショック級の大暴落でも一発退場ということは絶対になくなります。

ここからの希望はもちろん「下落」です。1,000~1,500円程度の緩やかな下落が最もメンタルが安定して爆益を取れますが、SQまでまだ1ヶ月あるので、相場に応じて動いていきます。

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