こんにちは、佐伯です。
少しアップデートが遅れましたが先週前半に若干のポジション移動をしましたので、その報告をいたします。
【10月限1セット目寄付き前ポジション】
C30000(@50) -2
C28000 (@565) -1
P28000 (@800) +1
C27500 (@665) +1
P26500 (@310) -1
P21000(@20) -10
P20000(@10) -10
上昇時最小利益(SQ27500~30000):+42万円
最大利益(SQ21000~26500):+142万円
(単位:万円、右端が合成損益)
この寄付き前ポジションのうち、遠くの売りポジションについては、期先→期近になった段階で一気にプレミアムが減少してきます。つまり「時間の経過が勝手に金を運んできてくれる」ということになります。
プレミアムが大きく減少するポイントは2つありまして、今回の「期先→期近」の転換点と、前回お伝えした「SQ2週間前」です。
「期先→期近」とは、例えば、10月限P20000(@10)は、まだ9月限SQが来ていない段階で建てたので、この時点では「期先」です。その後に9月限SQが来たということで、10月限は「期近」になるのですね。
これが9月9日(9月限SQ)に起こったということです。
先週開始時点で、P20000のプレミアムは@10円→3円になっていたので、これを決済して、買い上がりました。
10月限ポジション移動
P20000(@10→3) +10 決済損益+70,000円
P23000(@12) -9
P24000(@21) -5
10月限累計決済損益+180,000円
ここで、売りが合計14枚になっているのは、SBI証券の売りの上限枚数がまだ4枚余っていたため適当に足してMAXまで活用したものです。
【10月限1セット目現在ポジション】
C30000(@50) -2
C28000 (@565) -1
P28000 (@800) +1
C27500 (@665) +1
P26500 (@310) -1
P24000(@21) -5
P23000(@12) -9
P21000(@20) -10
上昇時最小利益(SQ27500~30000):+60万円
最大利益(SQ24000~26500):+160万円
(単位:万円、右端が合成損益)
寄付き前と現在ポジションを比較すると、まず上昇時の最小利益が+60万円に増加しています。
もちろんC30000を突き抜けられるリスクはあるのですが、現時点の相場27,300円を反映して、C30000のプレミアムは@9円と既に1桁になっておりここから3000円程度の反発はマーケットもほぼあり得ないとみているのがわかります。
一方、下落時の最大利益は+160万円とこちらも増加しました。その見返りとして24,000円が一つのターニングポイントですが、ここは5枚にリスクを抑えています。
10月限のSQは、10月14日とまだ1ヶ月近くあるので、しばらくは安易に買い上がらず、SQ2週間前(=9月30日)までは余程の相場変動がない限りはプットの回転は行わない方針です。
それでは、一番可能性が高いポジション移動は何でしょうか?
これはいうまでもなく、「コールの下への回転」です。
現在の相場27,300円が27,000円近辺に落ちてくれれば、コール玉の下への回転をかけて上昇時の最小利益を積み増します。
おそらくこの時点で単月利益100万円超えが見えてくると思います。
つまり、残り1ヶ月でたった300円幅を1回でも下落してくれれば利益100万円超えが見えてくるということです。
最後に、このポジションを取るためにどれくらいの証拠金がいるのか?ですが、約180万円となっています。
300万円の投資元本では不安という方はバックアップの投資額を増やすか、あるいは、P24000(@21)の5枚を仮に建てないとすれば、必要証拠金は76万円まで減少します。@21円x5=105円x1,000円=105,000円程度なので、その利益を捨てるだけでかなり安全になります。
なお、参考までに、「初級コース」をベースにした場合、プレミアム100円近辺で2枚建てるとすると、C28500(@115)とC25500(@130)にプットの売りを1枚ずつ建ててその証拠金は110万円です。
この時の最大利益は115+130=245円x1,000倍=245,000円なので、たったこれだけの最大利益でも証拠金が110万円かかることを思えば、潜在的に100万円超えの利益で証拠金76万円のポジションがいかにリスク&リターンの点で秀でているかがわかると思います。
なお、この証拠金の箇所はSQまでの残期間、相場変動の振れ幅や速度により大きく変動します。
ちなみに私自身はビビりなので、今回のポジションもそうですが、出来るだけリスクをゼロに近づける(=証拠金を少なくする)方法を選びます。
必要証拠金含む資金管理は、証拠金の把握に加えて、個人のリスク耐性や資金量にも密接に関連する非常に重要な箇所なので、初心者はシミュレーションの駆使に加えて、よくわかる人の指導のもとに進める必要があるとは思います。
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