適当な相場観でも大損しない方法

トレード履歴

こんにちは、佐伯です。

相場が思惑と真逆に急上昇してきました。

2週間前の24,500円から現在27,000円と2,500円幅の上昇です。

4月限については、1週間前に相場が25,500円の時に、先週3月14日の記事「暴落で爆益を狙うポジションです」にあるように、大きく暴落に傾けたポジション移動をしたのですが、現時点では完全に裏目に出ています。

損益展開表だけ再度掲載いたします。

【4月限現在ポジション損益展開表(単位:万円。合計損益は右端)

ここで、SQ25500以上は損失▲22万円となり、このままの相場が継続すると初の単月損失となるかもしれません。

一方、本日シミュレーションしたところ、スクエアポジションに持っていくと4月限は損益トントンで終わることができます。

ここでポイントです。

1週間前は相場が急落しており、「暴落は爆益」いけるかも!?と思い、ポジションを組み替えたのですが、見事に裏目に出ました。

思えば、これまで、暴落が来るとそれに合わせてさらなる暴落を期待したら急反発されたりと、私の相場の読みが当たったことはほとんどありません。

というか、相場が上下どちらに動くかを当てるのは元々諦めています。

勉強して上下を当てれるならやりますが、それを専業にやっている機関投資家やトレーダー、アナリストですら外しまくっているのが相場というものなので、そこに自分のリソース(時間)をかけるのは合理的でないと考えています。

その代わりに、ここ数ヶ月間で作り上げてきたのは、「相場が上下どちらに動いても、ほぼ利益が取れる」(=絶対利益)のポジションです。

ヘッジファンドが金融工学を駆使して絶対利益を狙うと言いますが、それに近い考え方です。

当然ですが、絶対利益と言っても単月で全て利益ということはありません。優秀なヘッジファンドでも長期的にみて平均年利が20%以上とかそういうものですね。

今回のポジションはそれより大きい、平均年利100%を目標としています。

ここで今回のポジションを少し深堀りしてみます。

現物株や先物との比較がわかりやすいですが、例えば、相場が25,500円の時に下落狙い(ショート)で先物を購入すると、今回のように1500円逆に動かれた場合、1500円x1000=▲150万円の損失となります。

やれることといえば、損切りするか、4月SQ(4月8日)まで反転を祈り続けることになります。多くの場合は損失が▲150万円も出れば損切りとなるでしょう。

それに比較して、全く同じ相場感でオプションの今回ポジションを組んだ場合、「相場がいくら上昇しようとも損失は▲22万円」と限定されています。

つまり、上昇は特に気にしないということになります。

昨年の11月限を組んで以降、ポジションを組んだ瞬間から1000円以上も上昇され、そのまま上昇継続という状況はこれまで一回もありませんでした。

今回の4月限は初めてそれがきているわけですが、それでもこれまでの利益に比べれば最大損失は微々たる金額です。

現在のポジションは「守り」により重点を置いており、今回のように私のいい加減な相場の読みが外れたとしても決して大損は食わないように設計されています。

相場の上下を当てる自信が全くない私のような方は、オプションを検討してみても良いかと思います。

なお、荒れ相場を理由に本来入れるべき期先の5月限を入れていなかったのですが、1,500円上昇してくれたので本日これを追加いたしました。

【5月限現在ポジション】

C27500(@650) -1

P27500(@1110) +1

C27500(@650) +1

P24000(@225) +2

P24000(@220) -5

上昇時最大損失(SQ27500以上):▲46万円

最大利益(SQ24000):+304万円

最大利益は現在の相場から3,000円下に配置しており、いつもの感じとなっています。500円下落すれば上昇時最大損失はほぼゼロに持っていけるポジションです。

それでは引き続きよろしくお願いいたします。

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