相場に関わらずほぼ利益で終わるには?

トレード履歴

こんにちは、佐伯です。

12月限ですが、当初27,000円近辺から始まり、ここまでほぼ下落無しで28,300円まで上昇しています。

直近2週間は、ほぼ28,000円前後をうろうろしています。

これは過去15ヶ月間で1回だけ単月マイナスになった2022年8月限と非常に良く似た相場です。

私のポジションは、「1回でも500円程度下落」してくれれば、基本ポジションは損益トントンに持って行けるのですが、このような相場が唯一マイナスになる可能性があるものとなります。

今回は2022年8月限の結果も踏まえ、どのような戦略で臨んでいるのかをお伝えします。

【12月限1セット目寄付き前ポジション】

C30000(@60) -10

C29500(@105) -2

C27250 (@630) -1

P27250 (@680) +1

C27250 (@630) +1

P26000 (@265) -1

P24000(@18) -20

【12月限2セット目寄付き前ポジション】

C28000 (@555) -1

P28000 (@623) +1

C28000 (@555) +1

P27000 (@277) -1

2セット合成損益

上昇時最小利益(SQ28000以上):+81万円

下落時最大利益(26000以下):+306万円

(単位:万円、右端が合成損益)

12月限ポジション移動

P27250(@44) -1

C30000(@60→6) +10 決済損益+540,000円

P24000(@18→4) +20 決済損益+280,000円

【12月限1セット目現在ポジション】

C29500(@105) -2

C27250 (@630) -1

P27250 (@680) +1

C27250 (@630) +1

P27250 (@44) -1

P26000 (@265) -1

【12月限2セット目現在ポジション】

C28000 (@555) -1

P28000 (@623) +1

C28000 (@555) +1

P27000 (@277) -1

2セット合成損益

上昇時最小利益(SQ28000以上):+71万円

下落時最大利益(27000以下):+171万円

(単位:万円、右端が合成損益)

まず、1セット目はSQまで2週間を残しているにも関わらず、擬似スクエアに持っていきました。これはこの相場環境で27,000円をぶち抜いて26,000円近辺まで暴落する蓋然性が低いだろうと判断し、暴落時の利益を捨てて、P27250の売り玉追加による44,000円の利益を早めに取りました。

これはいつもであれば、SQまで持ち続けるか、SQの1週間前に行うプレイですが、停滞相場なので早めに処理をしました。

さらに、超停滞相場で、遠くのコールとプットの売り玉のプレミアムが1桁台となっているので合計30枚を利確しています。

文章だけ読むと、利益が上がったような印象を受けますが、期中の売り玉の利確はそのままSQまで保有し続けたのに比べて最終的に利益は減少するので、エクセルにあるように上昇時の最小利益は前回の+81万円→+71万円と減っています。

イメージとしては、利確による利益の減少の一部を、先の擬似スクエアで回復して、ネットで10万円の利益減少ということです。

ここで、「30枚の売り玉を切ったならば、その分の売り玉を建てる余力はあるはずで、12月限で建てないのか?」との疑問が湧くかもですが、これは建てません。

プレミアムを見ればわかりますが、この30枚を原資産にかなり近づけたとしても取れる利益は30万円程度です。

単月利益100万円超えにこだわるのであれば、例えばプレミアムが10円の26,000円に30枚とるということになります。証拠金的にも単月で600万円近くになりますし、原資産から2,000円程度の下にこの枚数を取ることはやはりリスクが高いと判断されます。

来週、万一1,000円幅で急落されたら、とてつもなく冷や汗が出る展開となるでしょう。

今回やったのは、「余った売り玉の一部を、期先である1月限に早めに回す」という方法です。

期先のポジションは混乱を避けるために開示しない方針としていますが、例えば1月限のP24000は現時点でプレミアム40円がついています。

12月限がプレミアム4円であるのに比べて、10倍以上の金額です。

これが「時間的価値」です。

つまり、12月限の中で無理に攻め上がるよりも、1月限に飛ばして早めに遠くの売り玉を建てるという選択をしたということになります。

このように、相場状況を見ながら、変動可能性やプレミアムを考慮して、期近と期先を自由に移動させていくことができれば長期的に利益を上げ続けることが可能になります。

とは言ってもまだSQまで2週間あるので、ここから1,000円程度下落してくれれば単月でも利益100万円超えは狙えるポジションになっています。

8月限は、この時点でマイナス確定という感じでしたが、12月限はマイナスになることはほぼ無いという仕上がりになりました。

これが「遠くの売り玉」を追加し、さらに「基本ポジションを1:3から1:1に変更」した効果となります。

上昇、下落、停滞、暴落、全てで利益を取り続ける。

試行錯誤を重ねた結果、現時点では今のポジションが最適な手法だと感じています。

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