こんにちは、佐伯です。
先週、1月限2セット目のポジションをシェアしましたが、今週はすでに2月限も建てました。
私のやり方は、SQ日かその翌週明けには期先を建てます。例えば、12月限が終了した翌日に2月限を建てるということです。
これにより時間的価値を有利な状況で取れるということと、基本的には大きく下落して欲しいポジションなので、1ヶ月より2ヶ月の方がその可能性が高まるということです。
それではみていきますが、まず1月限は今週の動きは無しでした。
現在ポジションのみ載せておきます。
【1月限1セット目現在ポジション】
C29500(@885) -1
P29500(@820) +1
C28500(@765) +1
P28000(@390) +2
P27500(@300) -5
上昇時最大損失 (SQ28500以上):+34万円
最大利益(SQ27500):+234万円
【1月限2セット目現在ポジション】
C29000(@405) -1
P29000(@910) +1
C28500(@665) +1
P27000(@260) +2
P26500(@185) -5
上昇時最大損失 (SQ28500以上):▲27万円
最大利益(SQ26500):+274万円
1、2セット合成損益
上昇時最大損失 (SQ28500以上):+7万円
最大利益(SQ26500,27500):+307万円
この1月限ですが、相場が28000円まで下がれば、2セット目のコール(C28500)を下に回転させて反騰時の損益を更に積み増していく予定です。それにより上昇時最大損失を極力削っていきます。
なお、1セット目も同じコール(C28500)があるのですが、こちらの回転はしません。
これはなぜかというと、回転をするということは、決済損失を計上するということです。つまり最大利益を削って最大損失を縮小するという構図になります。
ということは、回転させることは、暴落時で相場が26500を突き抜けた時のバッファー(=最大利益)を削るということで、暴落時のリスクを高めるということです。
この辺りの感覚は実際に相場に対峙していないと、なかなか体感できず、どれが正解ということはありません。相場が下落するたびにコール(買い)を下に回転させていくことも戦略としては有りです。
その場合、どこかで相場が反転すれば大きな利益を得ることができます。しかし、下落し続ければリスクは高まるということですね。
次に、今週新規で建てた新規の2月限ポジションを見ていきます。
【2月限現在ポジション】
C28500(@780) -1
P28500(@905) +1
C28500(@785) +1
P26000(@275) +2
P26000(@273) -5
上昇時最大損失 (SQ28500以上):▲10万円
最大利益(SQ26000):+241万円
ここでいくつかのポイントです。
まず、2月限のSQは2022年2月11日です。まだ2ヶ月近くもあるわけですね。
従い、プット売りは当然1月限よりは遠くに立てる必要があります。
本当は25000あたりが良いのですが、それだとプレミアムが低いので上昇時最大損失がかなり大きくなります。
上昇時最大損失を10万円台に抑えれば、SQ直前でプット(買い)を切ることで、これはひっくり返せるので、実質上昇時のリスクはゼロとなります。
そのためには、計算したところ、プット5枚の売りは26000円に持ってくる必要がありました。ただ、いつものようにその500円上に2枚のプット買いを持ってくると当然損益関係が悪化するので、若干変則的ですが、プット買いはプット売りの位置に揃えています。
つまり、2枚はネットしてコストはゼロですね。
それではこれが何の意味があるのか?というと、相場が暴落してプット売りを遠くに飛ばさざるを得ない時に、自動的にこの2枚のプット買いの利益が伸びていく構造にしています。
P28500(買)と合わせると、平常時はネットで買い:売り=1:3ですが、相場が暴落してプット5枚を飛ばす時には、これが3:5になり、より多くの利益を狙う特殊な組み方です。
更に、もう一つのポイントは、上の3つのポジションは、今回は原資産である28500に単純に揃えました。色々検討しましたが、あまりずらしても損益は変わらないので、シンプルに原資産近くに3つを重ねるということです。
これもコールサイドを見たらお分かりのように、コールの売りと買いが全く同じ位置にあるので、損益はゼロです(5円の差は売りと買いの板の値段が違うために発生したもので本質的にはゼロ)。
先程のプットと同じで一見するとなくてもいいようですが、これも相場が下がってきたらコール買い(C28500)を500円下に移動するだけで、あっという間に最大損失が▲10万円からプラスに転じます。
そして、今後2ヶ月の間に、全く500円も下がらないということは、あり得ないだろうということです。
まあ、万一、このまま停滞か上昇でもこの▲10万円はひっくり返せるので、特に問題はありません。
このように、1月限、2月限とも相場が27000円近辺まで落ちてくれれば、投資元本300万円で利益100万円以上は狙えるポジションとなっています。
「上昇、停滞は微益、下落は爆益、大暴落は警戒」という構図ですが、全てやることは決まっているので相場に合わせて淡々と処理をしていきます。
それでは引き続きよろしくお願いいたします。
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