こんばんは、佐伯です。
9/17日のブログ記事で予想した通り、チャイナリスクの顕在化により連休明けの21日の日経平均は600円超の下落となりました。
ただ、本日22日は中国恒大が23日期限の社債利払いを行うとのことでデフォルトが回避される期待が高まり、小幅の下落に留まりました。大暴落に備えたポジションを作っていたのですが、ちょっと残念です。
本日はさらに今回初めて実験的に行う手法も併用しています。
昨日と本日のポジション移動をまとめてシェア致します。
【寄付き前ポジション】
10月限C30500 @480 -3
10月限P30500 @375 +1
10月限C28250 @505 +1
10月限P24000 @10 +5
10月限C19000 @2 +25
先物mini10月限 (@29398) +5
(註:C コール、P プット、+1 買いが1枚、-1 売りが1枚)
21日は600円超の下落となったため、上昇に備えた先物miniを予定通り決済いたしました。
先物miniP29400決済売り(@29400→29660) -1
決済損益+131,000円
さらに、空であったプットの売りを作ります。買:売=1:3を基本ポジションですが、下落に備えてとりあえず3枚でなく2枚としました。
10月限P27500(@100) 新規売り -2
【21日時点ー基本ポジション】
10月限C30500 @480 -3
10月限P30000 @375 +1
10月限C28250 @505 +1
10月限P27500 @100 -2
10月限P24000 @10 +5
10月限C19000 @2 +25
SQが「売り玉」の範囲内に収まった場合の10月限の想定利益
→ SQ値28,250円〜30,000円:買い玉+77万、売り玉+164万、決済損益▲309万、合計▲68万
SQが「売り玉」の範囲内に収まった場合の10月限の想定最大利益
→ SQ値30,500円:買い玉+127万、売り玉+164万、決済損益▲309万、合計▲18万
先物miniを外したことにより、再びSQ値30500がマイナスになりましたがこれは想定の範囲内です。このまま下落していけば、先物の損失が膨らむのでそれを決済したのが理由だからです。
また、大きく下落しても、28,250円までは▲68万円程度の損失で済みます。
++++++
ここから、本日全く新しいコンセプトのポジションを作ります。これは「時間的価値をより攻撃的に利益に変える」ものです。
【22日新規作成ーポジション】
10月限C31500 @30 +1
10月限P30500 @1150 +1
10月限P28500 @260 -3
最大利益 SQ値28,500円:買い玉+82万、売り玉+78万、合計+160万
上昇時最大損失 SQ値30,500円以上:買い玉▲118万、売り玉+78万、合計▲40万
このポジションの大きな特徴は、上にあるのが買い玉なので、大暴騰したとしても買い玉のコスト115万円が全損になるだけの一方、売り玉の78万円は丸々入るので、最大損失を▲40万円に抑えられる点です。
また、C31500(買)@30を3万円のコストで入れた意味は、仮に大暴騰して日経平均が31,000円近辺になれば、この3万円は30万円程度までプレミアムが膨れる可能性あり、上記の最大損失はかなり減少します。
さらに、実際に上昇していくと、売り玉の回転+買い玉の決済で利益を作れるので、ほぼ損失はゼロに抑えることが可能です。この辺りのポジション移動については実際にそうなった場合にお見せできると思います。
つまり、今後相場がいくら上昇しようとも損失はほぼゼロにできるというポジションです。
一方、相場が下落していった場合は、100万円以上の利益を取れる可能性があります。
結果として、相場が上下どちらに動こうとも、損失はほぼゼロ、利益は100万円以上取れる可能性のあるポジションに仕上がっています。今回これを使うのは初めてですが、2週間後のSQ日までにうまく仕上げることができれば、今後の基本ポジションにすることも検討いたします。
21日まで連続して作成した10月限ポジションと、本日22日に作成した新規の2つのポジションが混ざっているため、損益把握が極めて分かり難くなっています。
実際は全て同じSBI証券の口座で運用していますが、2つは全く違うロジックで動かしているので、SQ日まではあえて合算の予想損益は開示致しません。
相場が大幅に下落するとかなりの利益が取れるポジションです。
チャイナリスク、月末の自民党総裁選などのイベントがあり、10月8日のSQがどうなるかはもはや誰も見通せない状況です。
今後も気が抜けないですが、淡々と対処していきます。
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