こんにちは、佐伯です。
本日は9月限のSQ日でした。
今回はメジャーSQ(3,6,9,12月限のSQ)ということで、それを踏まえて昨日仕上げましたのでシェアいたします。
この動きができるかどうかで、最終損益が数十万円違ってきます。
【9月限2セット目寄付き前ポジション】
C29000(@405) -1
P29000 (@575) +1
C28500 (@427) +1
P24875 (@15) -10
P25500(@12) -11
P27000(@97) -3
上昇時最小利益(SQ28500以上):+43万円
下落時最大利益(SQ27000):+193万円
(1セット目の損益▲2万円含む – ただしSQ26000以上)
(単位:万円、右端が合成損益)
まず、メジャーSQ、中でも3,9月限の特徴として、最終日の値動きが荒くなるというものがあります。
これは先物とオプションの決済がメジャーSQに重なることから、大きなポジションをとっているヘッジファンド等の投機筋が有利な着地を狙う思惑的な売買が膨らむからです。
上下どちらに動くかはわからないですが、個人投資家はSQ前日にはポジションを固めた方が良いと思っています。
そんな中、昨日(SQ前日)は前日夜間の米国株式市場が上昇し、27,750円まで上昇してスタート。上昇しそうな匂いがぷんぷんしていました。
寄付き前の展開表を見ればわかりますが、27,750円から動かなければ+118万円、仮にここから500円上昇されて28,250円になれば+68万円と50万円も利益が削られます。
また、ここから27,000円を割るような暴落は全く来そうもありませんでした。
ということで、いつもの擬似スクエアに持っていきました。
9月限2セット目ポジション追加
P28500(@755) -1
【9月限2セット目最終ポジション】
C29000(@405) -1
P29000 (@575) +1
C28500 (@427) +1
P28500(@755) -1
P24875 (@15) -10
P25500(@12) -11
P27000(@97) -3
最終損益:+119万円(ただしSQ27000以上)
(1セット目の損益▲2万円含む – ただしSQ26000以上)
(単位:万円、右端が合成損益)
そして、本日のSQ値は28,253円とぴたりと500円の上昇でした(笑)。
つまり、昨日のこの動きだけで+50万円を最後に積み上げた計算になります。
ここでポイントです。
まずは、8月16日付けの記事「9月限から相場上昇時の戦術を変更します」の9月限1セット目当初ポジションをご覧ください。
仮にこのまま放置していると、SQ28250円の損益は▲43万円でした。
これまでであれば、ほぼ放置のはずで▲43万円。今回はこれが+119万円と162万円も収益が改善しています。
また、8月限は初の単月赤字で▲50万円でしたが、これもあっさりと翌月には取り戻したことになります。
この理由をお話しします。
まず必然の理由として、「上昇し続ける相場はない」があります。8月限の赤字の原因は何度も書いているように、継続的な2~3000円程度の上昇でした。
そして今回の9月限は相場が一時29,000円近辺までいきましたが、27,250円まで下落しています。
この程度の下落があるだけで、上昇に転じるのは私のポジションの仕組み上、最初からわかっていたことです。
この基本的なポイントに加えて、今月から新たな戦術を導入しています。
それが、「上昇時は早めに擬似スクエアに持っていき、ポジションを新たに建て直す」ということです。これは記事で今月の動きを時系列で追っていけばわかりやすいと思います。
次に、「かなり遠くのプットを売る」ことを組み合わせました。これにより利益は数十万円積み上がった計算になります。
最後に、昨日の擬似スクエアに持っていく動きです。
この4点が今回単月で+119万円(300万円元本に対して月利40%)を達成できた原因です。
さらに、5点目のポイントとしてあまり目立たないのですが、「上昇・停滞でもプラスに持っていける可能性が劇的に増えた」というのがあります。
なぜ目立たないかというと、今月は27,250円まで一回下落したからです。仮にこの下落がなかったとしてもシミュレーション上は数十万円のプラスで終わっていたことがわかっています。
そして、10月限は今月で学んだ点にさらに改良を加えた新規ポジションを試します。
このポジションの大きな特徴は「暴落して突き抜けられるリスクがない」という点です。それでいて、「単月損益もマイナスになることがほぼない」という夢のようなポジションとなっています。
詳細は、明後日に開示いたします。
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