相場の歪みをとる技術

トレード履歴

こんにちは、佐伯です。

今年最後の投稿となります。

本日、日経平均が500円上昇したことにより、少し早いですが2月限の2セット目を建てました。こちらの解説をしていきます。

2月限の1セット目は前回シェアした通り以下となっています。

【2月限1セット目現在ポジション】

C28500(@780) -1

P28500(@905) +1

C28000(@895) +1

P26000(@275) +2

P26000(@273) -5

上昇時最小利益 (SQ28000以上):+13万円

最大利益(SQ26000):+213万円

ここから2セット目を次のように作りました。

【2月限2セット目現在ポジション】

C29500(@435) -1

P29500(@920) +1

C29500(@440) +1

P26500(@165) +2

P26500(@160) -5

上昇時最大損失 (SQ29500以上):▲46万円

最大利益(SQ26500):+255万円

2セット合計損益

上昇時最大損失 (SQ29500以上):▲33万円

最大利益(SQ26500):+417万円

まず、プットセットは前回同様に原資産から2500円下におきました。1セット目より500円上に上がっています。

今回変化をつけたのは、上の3つ(コールセットをプットの買い)でして29500に配置しています。

1セット目はこちらは原資産(当時の28500)に配置していましたが、あえて現在の29000から500円上の29500に引き上げています。

これの影響はいくつかあります。

まず、最大損失がプットのプレミアム分だけ増加します。現在のアットザマネー(29000)のプット買いは690円ですので、今回の29500に建てた920円とは、230円(=x1000倍=23万円)のマイナスとなります。

それではあえて損失を出した理由ですが、まず表をみてわかる通り、29500以上は損失確定ですが原資産の29000ではプラスです。

2月SQ(=2022年2月11日)まで29500以上で停滞もしくは上昇し続けることはないだろうとの読みです。

更に、今回は相場が現在から500円下の28500まで下落すれば、1セット目同様にコールを下へ回転さるだけでこの▲46万円は消すことができます。

つまり、先程の想定に加えて、2月SQ(=2022年2月11日)まで28500に1回もタッチしないことはないだろうということです。

前回の1セット目での想定で「500円下に行かないことはないだろう」と全く同じですね。

つまり、このポジションは一見したところ、上昇時最大損失が大きように思えますが、「今後1ヶ月半で相場がたった500円下に行けば良い」との余程のことがない限り達成できそうな想定にベットしているとのことです。

相場やプレミアムは市場参加者の思惑で作られるわけですが、一般常識的にみてこんな少しの動きで利益を確定できるとすれば、相場が極端に歪んでいるとしか思えません。

そして、実際に市場に参加しエクセルで日々分析すると、「あれ?こんなに楽に利益取れるものなの?」という瞬間がやってきて、あとはそのポジションを機械的に作って行くだけという段階に到達します。

そして、相場が28000を割ってくれば利益100万超えが見えてきますし、下は25500まできてもまだプラスを保っています。

年末年始はご祝儀相場で上がる可能性はあるでしょうが、来年の世界の相場の見通しは基本的にはコロナバブル終了による下落だと思います。

それに備えたポジションとなっています。

今年はこれで最後の投稿になると思いますが、引き続き来年もよろしくお願いいたします。

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