岸田ショックでついに3000円超の暴落

トレード履歴

こんにちは、佐伯です。

Twitterでは、東証マザーズ指数の月間騰落率が岸田ショックのおかげでリーマンショックを上回ったことが検索数上位に来ていましたね。

日経平均自体もFOMCの影響もあり、月初の29,300円から直近で3000円以上下落しており、今週前半は暴落の恐怖でプレミアムも膨れ上がっていました。

2月限のSQ日は2月11日でまだ2週間あり、さらなる暴落の可能性も大いにあるので、かなりの投資家は今月をもう損失でCLOSEしたと聞いています。

オプションの売りは「損失無限大」なので、きっちりと暴落時に大怪我をしないことが非常に重要です。

少なくとも、売り玉だけのいわゆるベーシックトレードポジションでは、全く太刀打ちできない相場となっています。

私のトレードでは、新規ポジションを組んで以降、単純なポジション移動だけで、全くストレスなく月利15%超えを達成してきましたが、今月は他のトレーダーと同じく初めて「爆損の可能性」が生じています。

ここから2-3000円暴落しても全くおかしく無い状況で、どのように対処したのか?について解説していきます。

なお、しばらく、投稿は2月限に集中した方が良いと思われるので、期先の3月限のポジションについては、2月SQ後にシェアを再開いたします。

今回は初めて、「損切りで、利益を削り下落時収益を改善する」手法を取りました。

それでは見ていきます。

【2月限1セット目寄付き前ポジション】

C28500(@780) -1

P28500(@905) +1

C27500(@675) +1

P26000(@275) +2

P26000(@273) -5

上昇時最小利益 (SQ28000以上):+35万円

最大利益(SQ26000):+185万円

【2月限2セット目寄付き前ポジション】

C29500(@435) -1

P29500(@920) +1

C28000(@610) +1

P26500(@165) +2

P26500(@160) -5

上昇時最小利益 (SQ28000以上):+33万円

最大利益(SQ26500):+183万円

2セット合計損益

上昇時最小利益 (SQ28000以上):+68万円

最大利益(SQ26500):+318万円

(単位:万円、右端が合成損益)

現時点で下落時の最大利益はSQ値が26,500円で+318万円となっています。これが暴落は爆益とする所以ですが、じゃあ万々歳かというと全くそんなことはありません。

今週の前半で相場は1000円以上の下げとなりこのポイントを一気に突き抜けて、26,020円まで下落しました。

例えば、そこからさらに2000円下げて、24000円まで下落して何も対処しないと、損失は▲533万円となります。

1月3日から3000円以上下げているなら、SQまでのあと2週間でさらに2000円以上の下落を想像しない方がおかしいですね。

これが、前回の投稿でも記載しましたが「最大利益のポイント=最大リスクの発生点」ということです。

ここを突き抜けられると、無限に損失が膨らんで行くことになり、これは経験したことがないと絶対にわからない恐怖感に駆られることになります。

損失無限大。

これに対処するためには、「それが事前に発生した際にこうするという厳格なルール」を決めておく必要があります。

それがないと、脂汗が出てパニックになり精神が錯乱してもおかしくありません。

ということで、色々書きましたが、もちろん事前にそのルールを決めていたので、特に焦ることもなく淡々とポジション移動をしました。

次の動きです。

P26500(@160→445) +1 決済損益:▲285,000円

2月限累計決済損益:▲835,000円

これだけです。

つまり、「最大利益水準の26500円の500円上(=27000円)にきたら1枚切る」ことをあらかじめ決めていました。

解説の前に、ポジション移動前と移動後を比較できるように先に結果を示しておきます。

【2月限1セット目現在ポジション】

C28500(@780) -1

P28500(@905) +1

C27500(@675) +1

P26000(@275) +2

P26000(@273) -5

上昇時最小利益 (SQ28000以上):+35万円

最大利益(SQ26000):+185万円

【2月限2セット目現在ポジション】

C29500(@435) -1

P29500(@920) +1

C28000(@610) +1

P26500(@165) +2

P26500(@160) -4

上昇時最小利益 (SQ28000以上):▲12万円

最大利益(SQ26500):+138万円

2セット合計損益

上昇時最小利益 (SQ28000以上):+23万円

最大利益(SQ26000-26500):+273万円

(単位:万円、右端が合成損益)

今回、285,000円の決済損失(損切り)をして、さらに、その結果としてSQ26500以上だと取れる160円x 1,000円=160,000円の利益も捨てましたので、収益性は45万円程度悪化するはずですね。

これが最小利益の減少となっています。

それでは、相場が26,000円にきた時と、25,500円にきた時はどうか?

共に利益が増えています。

損失を出したのに、利益が増えている?

?となるかもしれませんが、考えてみれば当たり前です。

プット26500は、それを突き抜けられた瞬間から100円ごとに10万円の損失を発生します。1000円突き抜けられて25,500円になると、たったこれ1枚で100万円の損失です。

なので、今これを切ったということです。

先ほど、24,000円まで下落すると損失が▲533万円という話をしましたが、最新ポジションでは▲327万円と200万円近く改善しています。

先週までは、コールの回転をかけて上昇時の最小利益を積み増してきましたが、その見返りとして最大利益を削っていることはお伝えしてきた通りです。

今回は、最小利益を減らすことによって、暴落時の収益を改善したということですね。

それでは、あと2週間は単に祈るだけなのか?

というと決してそんなことはありません。

最新ポジションでは、SQ25000で▲27万円、SQ24000で▲327万円ですが、当初言いましたようにこのレベルにくる可能性は十分すぎるほどあります。

その時に、使うのがこれも過去何回か言い続けてきて使う機会がなかった「飛ばし」という技術です。

これは暴落時に数百万円の決済損失を出しても、SQ時にはトータルで利益を出せる可能性がある手法です。

ただ、それの見返りとして当然にそれなりのリスクはあります。

当たり前ですが、上昇しても下落しても絶対に利益が取れるという手法は世の中に存在しません。

存在しませんが、「こういう時にこう動けばベスト」という手法は存在すると思っています。

それを今回やっと試せる機会がきます。

早くて来週早々かもしれません。

すでに東証マザーズが、リーマンショックやコロナショックを超える月間下落率となっているので、来週、再来週には日経平均もさらなる暴落がくるのではとほとんどの投資家は考えていると思います。

ここを巨額損失無しで乗り切れるのかが、大きな試金石となります。

夢物語をいうと、ここで相場がぴたりと止まってくれれば、利益は+273万円と「暴落は爆益」の証明となったのですが、暴落が来るのが2週間早すぎたという感じです(笑)。

それでは、引き続きよろしくお願いいたします。

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